マイクロソフト、ついにオープンソースに

 Microsoftは米国時間5日夜、SourceForgeというオープンソースソフトウェア開発サイトで、同社のある製品のソースコードを公開した。これまで自社技術のベースとなるコンポーネントを一般に公開することには強硬に反対していた同社にとって、今回の動きは大きな方針変換となる。
Yahoo!ニュースより

 マイクロソフトはこれまで、オープンソフトの流れとは全く反対の道を歩んできました。確かに一部の大学や企業に対して非公開を条件にWindowsのソースを公開していますが、基本的にはソフトを自社内部で開発して、そのパッケージを販売する形態をとっています。オープンソースにより外部に開発者を求めるようなことはしていません。それが、昨今のセキュリティ問題などから、ブラックボックス化されたソフトウェアに対する批判となって表れていました。
 Linuxなどがオープンソースであることを逆用して多くの開発者を集結させ、より安定性の高いシステムとして成長してきたことに危機感を抱いたのでしょうか。
 今後、WindowsのOS本体は決して公開されることはないでしょうが、その一部は公開される可能性があるかも。
 マイクロソフトのオープンソースに対する取り組みの今後の成り行きが楽しみです。