変わりゆく書籍の形、ユーザーの59%が抵抗を示す

グーテンベルグの印刷機で聖書が大量に印刷されるようになってから500年以上が経過した。
参考記事 にもあるように、21世紀に入って書籍の形態が変わろうとしている。

インターネットコム株式会社 株式会社インフォプラント が行った、書籍販売におけるネット利用形態についてのユーザー意識調査によると、ユーザーの大半は「読書端末」や「オンデマンド印刷」のどちらにも強い抵抗を示しているものの、一方、新しい技術による新しい書籍の形態に興味を示しているユーザーも多い。
Yahoo!ニュースより

 最近読書端末が次々と発売されて注目を浴びていますが、私などは「読みにくい」という感じを抱いています。
 仕事でプログラムのコードを見るときも、ゆっくり読むのであれば印刷してから読みます。画面上でソースリストを追いかけるのは結構疲れるものなのです。
 やはり、私もオールドタイプなのかな。
 他人から聞いた話ですが、最近の子供はマウスでお絵かきするそうです。・・・私などはマウスでお絵かきなんてとてもじゃないけどしたくはありません。普通は手書きのスケッチ原稿をスキャナで読み込んで彩色したり効果を入れたりします。でも、若い世代はスケッチをマウスでやっちゃうんですね。
 わたしも、コンピューターの扱いに関しては大概の人には負けないという自負がありましたが、若い世代には負けそうです。まだまだ修行が必要です。
 ところで、読書端末やオンデマンド印刷などの書籍の配布形態に抵抗感を示す人たちは、「書籍」というモノ自体へのこだわりがあるのでしょうか。似た話で、昔レコードのLPジャケットがCDに変わって小さくなってしまったことを嘆く話がありました。これと似たような感じがします。そのレコードでさえ、きっと初めて発売されたときには、「音楽はホールでライブで聴くものだ。」という反対意見が出ていたに決まっています。このように、新しいモノは必ず保守的な人の反対に遭いながらも世間一般に浸透していって「市民権」を得るのでしょう。その後また新しいモノにその座を譲っていくのでしょう。
 でも、グーテンベルグが活字を発明したときは、抵抗感を示す人はいたのかな?