XL-2

 ところで、そのYカメラ1Fのビデオカメラコーナーに、私の愛機XL-1の後継機、「XL-2」が展示されていました。あぁ、ついに来たか。という感じです。もの、特に製品のライフサイクルが短いビデオカメラなどは頻繁にモデルチェンジを繰り返します。そして、旧来の機種は陳腐化していくのです。実は、XL-1の後にXL-1?(SだったかTだったか(^_^;))なる製品が登場していたのですが、それはXL-1に便利機能を追加しただけのいわばマイナーチェンジ品でした。今回は、型番が1から2に上がっています。メジャー・バージョンアップといってもいいでしょう。(でも、スタイルはあまり変わっていません。)
 外見上は際だった変化はありませんでした。製品紹介のところに、24P対応と書いてありました。なにそれ?
 キャノンのXL-2のサイトで製品情報を調べてみました。そこでわかりました。24Pとは、秒間のコマ数が24枚のプログレッシブ(ノンインターレス)ということだそうです。映画と同じですね。今回は、通常のNTSCモード(秒間60枚のインターレースモード)以外に24Pでの撮影もできるそうです。そこが、大きな特徴です。
 それと、16:9の画面モードを押し進めたいようです。通常は、4:3のCCDの上下を切って16:9を実現するため、16:9では画素数が減ってしまいます。ところが、XL-2では、16:9の左右を切って4:3にしています。16:9でXL-1と同じCCDのサイズを実現しているようで、4:3だとCCDの有効画素が少し小さくなります。そのため、4:3の時の倍率が少し望遠側にシフトしているみたいです。(これは、航空機撮影の時に少し有利になりますか。)
 でも、XL-1で航空機を撮影していて思うのですが、遠距離撮影では空気の揺らぎなどの影響がありますので、これ以上の倍率を得られても鮮明な画像にはなりません。というわけで、今回のバージョンアップは私にはあまり興味のないものでした。
 というわけで、ほっとしています。(^_^;)・・・私のXL-1はまだまだ現役で使えそうです。今度買うとすれば、当然ハイビジョン対応のビデオカメラになるでしょう。ハイビジョン自体が一般に浸透していませんので、買い換えるのはまだまだ先になりそうです。