やせがまん

 先週、親元に帰りました。私の両親はともに亡くなっています。それで、親元には母方の祖父と妹夫婦とその子供(甥二人に姪一人)が住んでいます。
 マンションを購入したことは、その時に初めて伝えました。(別に隠していたわけではないのですが。・・・親不孝者なので親元にあまり帰りません。それで言いそびれていたのです。)伝えたときに、別に反対はされませんでした。といっても、もう引越まで間がないのに、今さら反対されても困ります。
 逆に、祖父はおもむろに預金通帳を渡して、「これを使え」と言ってくれました。その預金通帳は私名義で、残高は・・・。マンションのローン負担を大幅に軽減してくれるほどの額でした。年金生活者でよくこれだけ、貯められるものだと思うとともに、親というものはありがたいものだなと感謝の心でいっぱいになりました。(T_T)
 でも、受け取らなかったのですねぇ。一応、返済計画は私の現在の年収レベルで無理のないものだと考えておりますから。それに、今まで多大な親不孝を繰り返しているのに、これ以上親のすねをかじるわけにはいかないでしょう。(いったい年は幾つだと言われそうです。)迷惑はかけられません。
 ところで、祖父は年金で生活しているのですが、私と妹名義でこのような預金をしていました。いったいどこにそんな余裕が。
 祖父は90をとうに過ぎているのですが、矍鑠としていて、競馬、社交ダンスなどに精を出しています。競馬は毎週、車を運転して場外馬券売り場に行っています。それ以外にも、夫婦共働きの妹夫婦のために、幼稚園に通う曾孫(私の姪)の面倒も見ています。兄貴二人はいずれも小学生なのでそれほど手はかからないのですが。いずれにしろ、どこにそんな元気があるのでしょうね。
 私はとうてい、祖父の年齢までは生きられないなと思っています。(^_^;)