逆噴射なしで着陸

<日航機トラブル>逆噴射不作動で着陸 子会社の整備ミス

 日本航空の羽田発新千歳行き1001便(乗員・乗客284人、ボーイング777ー300型機)が24日、左右エンジン(各1基)の逆噴射装置が作動しないまま着陸していたことが分かった。けが人や混乱はなかった。直前に子会社に委託した整備作業の終了時、同装置を不作動にする安全ピンを抜き忘れたのが原因で、同社は26日、今井孝雄・日航インターナショナル常務整備本部長を報酬1カ月10%カットの社内処分を発表。国土交通省は再発防止策を講じる文書で厳重注意した。

 滑走路がウェットコンディションだったら大変なことになったでしょうね。そう言う場合は、タッチ&ゴーで再離陸するのかな?あらかじめスラスト・リバーサーが動作しないことが分かっていたならば、もっと機首上げのまま減速させたんでしょう。滑走路の長さが3000mあったのも幸いしたかもしれません。短かったらオーバーランしたかも。

 いずれにしろ、怖いですね。

 整備後、旅客を乗せて離陸し目的地空港に着陸してエンジンをリバースに入れるまでロックされていることに気づかないことも問題のような気がします。きっと、整備場から出発ゲートまでトーイングされてきて、一度も試験飛行をしないまま旅客を乗せたと言うことでしょう。

 整備後は、とりあえず一通りの動作確認をしてみればいいのに・・・。ソフトウエアのテストであれば常識なのですが(^_^;)。

2005年7月26日 | カテゴリー : ニュース | 投稿者 : assak