デジタル・フォレンジックとは、最近の米国における巨大企業の不祥事などを契機に生まれた技術です。最近では日本でも注目され始めました。特に今回のライブドアに関する一連の事件の捜査ではこの技術が使われました。
フォレンジック(forensic)は「犯罪科学の」とか、「法廷における」とかいう意味です。すなわち、デジタル・フォレンジックとは、検察当局がコンピューターやネットワークを使った犯罪の証拠を押さえるために情報技術を駆使することを意味しています。
犯罪が行われたと推測されるサーバーやPCのHDDをまず押収しておいて、その中に保存されている犯罪の証拠となるデータを解析します。また、消去したデータさえも復元します。
長年、コンピューター業界にいる人にとっては、HDDはデータを削除してもすぐに復元できることくらいは常識的に分かっているはずです。でも、件の若社長はそのことをご存じなかったのですかね。
以前は、警察のハイテク犯罪への対処はコンピューター業界の進歩の速さについて行けないと言われてきましたが、ここ最近は警察のハイテク犯罪対策の進歩に隔世の感があります。
というわけで、今後はコーポレート・ガバナンスやSOX法の施行などを機にこの技術の注目度が増すこと請け合いです。
私もWindows2003DDKを使ってHDDの中身をセクタごとに読んだりしています(趣味で・・・(^_^;))。主にディスクの論理構造の解析のためですが・・・。これって、デジタル・フォレンジックに使えないかな。