メンタルヘルスマネジメント検定試験のWEBサイトはこちら。
http://www.mental-health.ne.jp/
大阪商工会議所のWEBサイトはこちら。
http://www.osaka.cci.or.jp/
今朝のニュースで紹介されていました。
大阪商工会議所の主催する検定試験です。
昨今は検定試験ブームで、昔からあった外国語の語学力を問う検定試験から地方の雑学知識を問うような検定試験まで百花繚乱の感があります。持っていても意味が無いような検定試験も多いでしょう(地方を紹介するような職にある人であれば、その地方の歴史や文化の知識が必要なのでしょうが)。しかしながら、このメンタルヘルスマネジメント試験にはちょっと注目しています。
日本では、年功序列制が崩壊し、能力主義の名の下に過酷な労働を強いられている人たちが多くなってきています。
特に私が勤めているようなソフトウエア業界では高いストレスのもとで業務を行いますので、精神的に疲弊してうつやその他の肉体的あるいは精神的な疾患にかかるケースが他の業種に比べて多いです。
この検定試験を受ける、というより試験を受けるために勉強することで、自分や職場の同僚、部下のストレスの度合いが理解できるようになるかも。
もしそうでなくても、
- 自分が今どれくらいのストレスを抱えているのかを客観的に理解できる。
- 同僚や部下がどれくらいのストレスを抱えているのかを判断する指針になる。
- 自分や、同僚、部下のストレスを軽減する措置を講じることが可能になる。
- 自分や、同僚、部下に高いストレスを与えない予防策を講じることが可能になる。
などの効果が期待できるのではないでしょうか。
今までは、こうした職場内のメンタルヘルスケアについて自ら体系的に学ぶ機会というものがありませんでした。中小企業では産業カウンセラーを置いておくこともできません。そういう現状の中で、今回の検定試験がメンタルヘルスケアの改善の一翼を担うことを期待しています。