F15飛行再開\(^o^)/

F15飛行訓練を再開へ 墜落事故の点検終了機
9月16日21時0分配信 産経新聞

 航空幕僚監部は16日、11日に山口県沖でF15戦闘機が墜落事故を起こしたために、訓練飛行を一時見合わせて特別点検を実施していたF15の飛行訓練を17日以降順次再開すると発表した。

 空幕によると、緊急脱出した事故機のパイロットから聴取した結果、空中戦訓練の最中、高度約1万メートルで左に緩やかに旋回降下中に、2つのエンジンが異常を示し、停止。空中で推力を失った機体の高度が下がる中、エンジン再スタート操作を行ったものの、再スタートせず、安全高度の800メートルで海面の安全を確認して緊急脱出、パラシュート降下したという。

 2つのエンジンは空気を取り入れ口のタービン入り口が約900度の高温になり、停止したことから現時点で推定できる原因として(1)空中での機動などでエンジンに取り入れる空気が薄くなるなどの乱れが生じた(2)電気系統の故障(3)燃料系統の故障があるとして、国籍不明機に緊急発進(スクランブル)して対処するアラート任務以外のF15全機の飛行訓練を11日から中止して、特別点検を実施してきた。

 その結果、特に異常はないとして16日午後までに点検の終わった89機について17日からの訓練飛行再開を決めた。また、山口県見島沖に墜落、水没している事故機については、現在引き揚げる方向でサルベージ会社との調整を続けている。

 というわけで、少しネタは古いのだが、F15は17日以降飛行再開、小松基地航空祭では曇天~雨空の下、何とか飛行展示を行ったようだ。

 今回はずいぶんと早い飛行再開。だって、墜落して1週間だよ。ちょっと早すぎるんじゃないのって感じ。でもまあ、早く再開してくれることはありがたい。小松基地でF15の飛行がなければ、何もないものね。

 ニュース記事を読むと、F15そのものの構造的な欠陥ではなくて、起動飛行中の不可避のアクシデントだったか、個別の故障だったか、というあたりらしい。構造的な欠陥の疑いがあれば、事故機を引き揚げての調査などが行われていたに違いない。そうなると、もっと時間がかかっていたはずで、飛行再開も遅れていただろう。今回はそうならなくて済み、また機体が失われたといえ、操縦者は無事で人的な損害がなかったことが救いである。

 というわけで、次は築城!今回の事故を起こしたF15が所属する304SQのいる基地であるが、名誉挽回をかねてきっとすばらしい起動飛行をしてくれるのではないかと思っている。楽しみだ。

2008年9月23日 | カテゴリー : 飛行機 | 投稿者 : assak