2010年春・新卒採用面接第一弾・スカウト

 今週の月曜日、火曜日(3月2日、3日)は、2010年の新卒採用面接第一弾が行われた。今回は、当社が参加した就職セミナーなどでブースに来てもらった人たちの中から、当社が特に採りたいという人財に連絡してそれに応募してもらった人たちに対する面接である(通称スカウト面接、ちなみにこの後大学生一般面接、高専、専門学校生面接と続く)。彼らには、すでに筆記試験を受けてもらい、それにパスした人たちが今回の面接に参加している。

 2日間で、22人の人たちと面接した。今回は大卒、院卒ばかりであったが・・・。しかし、さすがに疲れた。まだ大学3年生の連中は考え方もまだまだ学生であった。ということで、教育であれば、「そんな考え方じゃ駄目だ!」と怒るところであるが、面接だからそうもいかず、粛々と評価欄に×をつけていくしかなかった。

 毎年思うのだが、面接では男性よりも女性のほうが印象がいい。決して異性だから評価を上げているわけではなく、考え方や受け答えなどしっかりしているし、目標もきちんと持っている。

 面接は、3~4人ずつ行った(計7回)のだが、多分学生は就職面接の練習をしているのだろう、普通の質問をしても「社会貢献のためだ」とか「経営理念に共感するものがありました」とか「会社訪問した際の社内の雰囲気がとてもよかった」とかいう答えしか返ってこなかった。そこで、毎回同じ質問をするのもなんなので、いくつか質問を変えてみた。

 自分を動物に例えると何ですか?この質問に対して、「ライオン」「へび」「サル」などはよいとして、「ごきぶり」と答えた人がいたのには少し笑った。しぶといということだそうだ。へびは巻き付いたら話さないという意味だそうだが、これは練習した範囲内かな?

 ということで、更に他のメンバーには(彼らは事前の筆記試験で社長と話す機会があったので)社長を動物に例えると何ですか?と質問してみた。さすがに、この質問は想定していなかったかな?この質問に対してはちょっと悩んだようだ。「パンダ」(見た目か?)「象」「サル」などの答えがあってそこそこ楽しめた。

 でも、決しておもしろみだけで質問をしたわけではなく、「発想力」「想像力」(どのようなユニークな発想をするか)ということや、「論理力」(理由をちゃんと説明できるか)を試すためだったので、誤解しないように。