オイコノミア「これが給与の決まり方?!」(後編)

 今週はあれこれあって、所感が遅くなっちゃった。
 まずは、又吉さんが街頭で年功序列賃金制度是非について突撃アンケートを行っていた。ま、人によって賛成反対があるというのは想像がついていたけれど、それ以上の考察はなしか・・・。せっかく回答の中に示唆が含まれているのに・・・。
 で、大学教授と年功序列賃金制度の仕組みについて対談。前回のコメントした生産性と年齢の変化について説明していた。その中でやっと、年功序列賃金制度のメリットとデメリットが紹介されていた。
 その後は、年功序列賃金制度のメリットは中小企業では享受されないという話に。というのも、中小企業の廃業率が6.2%あるからということ。おもしろいので計算してみた。40年間働くとして、40年後に中小企業が生存する確率は(100%-6.2%)^40=7.7%ということになる。これはちょっと愕然とするな~~。
 ちょっと本道から外れているが、カヤックという会社の「さいころ給」が紹介されていた。どこかの番組で見たことがあるな。
 で、結論としては、いったん離職しても職業訓練と再雇用する制度が充実していれば良いのではないかということになった。今は求職者支援制度というのもできているので、それも再雇用を促すものとして良いことだという話であった。そうやって、離職しながらスキルを磨いて次のキャリアにつなげることができれば良いのだが、それは理想過ぎないかな~~。
 ま、転職が当たり前の時代になると労働市場がより活性化するで良いことだとは思うが、そうなると実力社会になる気がする。企業が社員を自社で育てるよりも外部から調達するという選択をすると、若者は安寧とはしていられない時代になるだろう。