今週のガイアの夜明け【新東名でチャンスをつかめ】

 こちらの所感もずいぶんと遅くなった。
 新東名の建設が始まったのは、1987年の中曽根政権の頃だから、四半世紀前と思うとずいぶん前という印象を受けた。当初は東名高速道路の増大する交通量の分散という意味合いだったそうだ。しかしながら、現在では防災などにも重きを置いており、SAにヘリポートを設けるなどしているとのこと。
 その新東名の各SAとそのあおりを食らっている現行東名のSAの巻き返しに関してが今週のテーマだが、個人的にはありきたりの内容に終始しているという印象を受けた。
 要は、
 ・新東名の各SAは、地元特産品の販売に力を入れていること
 ・現行東名の各SAは、新たな顧客を開拓すると言うこと
だけだった。
 現行東名SAの駐車場が閑散としている映像を映してそのレストランの支配人が「きびしいですね」というコメントを発するところなど、完全にパターン化している気がする。
 で、対応策としては、海外からの団体観光客(紹介されていたのは中国からの観光客)などをターゲットにすると言うことだった。(彼等から直接意見を聞いてメニューを工夫する(中国人は生野菜を食べない。炒めた方が良いなど)というくだりなどはどうかな・・・)
 高速道路、一般の基幹道路や鉄道網の新設に伴って、商圏が変化し、沿線の小売業に栄枯盛衰が起こるのは世の常だ。地元九州で言えば、九州新幹線の開通に伴う乗降客の変化などがある。今回のテーマもその一つに過ぎない。それ以上のものはなかったと思う。
 メロンパンが品切れで機会損失が発生し、「一人限定3個まで」「増産体制」で乗り切ったなんて、どうでも良くはないか?
 あぁ、辛口になってしまった。