コズミック フロント「砂漠のスペーストラベラー」

モハベ砂漠では宇宙開発のシリコンバレーという様相を呈している。というのは、2004年にスペースシップワンが民間で初めて宇宙飛行(といっても弾道飛行で大気圏を突破)したときに、そのベースとなったのが、モハベだったからである。その後、宇宙開発のベンチャー企業がそこに集まってクラスターを形成している。
今回は、そのスペースシップワンを開発したバート・ルターン氏に関して、初の宇宙飛行成功に至るまでの奇跡とその後をレポートしたものである。
で、なんで宇宙ものをブログに書くかというと、なんと言っても私はRLVが大好きなのだからである。(RLVとか大好きとかに関しては、過去プラネテスに関する記事を書いたので、そちらを参照)
特に、水平発射、水平着陸形式という技術的にも難易度が高いモデルに非常に興味がある。スペースシップワンは、母機(ホワイトナイト)から空中発射され、帰還時はグライダーとして帰ってくるので、まだそのレベルには達していなかったが、それにしてもスペースシャトルの引退によって再利用可能な宇宙往還機が現時点ではなくなってしまったときに、RLVを開発していると言うことに非常に惹かれている。
彼と彼の会社及びモハベに集まったベンチャーたちには頑張ってほしいなと思う。今後彼等の発展をモニターしていこうと思う。