マネーの羅針盤(2012/05/26放送分)

今回は年金の話。国民年金の減額分が-20,100円。出た!今日のゲストは、獨協大学教授で経済アナリストの森永卓郎教授だ~。
ということで、物価スライドとマクロ経済スライドの話が出てきている。が、マクロ経済スライドは全然発動できていないよね。というわけで、当時の設計であれば、現在9.7%余計に支払われていることになるのだが、高齢社の反発を恐れて減額ができないというのが実情らしい。
ということで、支給年齢を上げるしかないというのが結論なのだが・・・。政治家の誰か英断できないのか。
それから、株式市況の話。日経平均が8週連続の下落で、日銀の金融緩和政策が振るわないというのが、市況の低迷の理由だと言うことだった。それから、NY市況は好調なのだが、ここにきてギリシアのユーロ圏からの離脱リスクや、facebook株が上場以来17%近くも下落していることなど、不安定要因も多い。facebookは、元々の売り出し価格が高かったと言うことだと思うが、これは証券会社などが人気を煽っていたということじゃないのかな。さらに、米国では住宅金利が最低水準らしいが、これはユーロの危機によりリスク回避のために余剰資金が米国債の購入に充てられ、それにより住宅ローン金利が下がるという皮肉な結果になっていると言うことだった。
外国為替ではユーロが対円で1.2%の下落と言うことから、ギリシアのユーロ圏離脱が現実味を帯びてきたと言うことにもなるかな。
マネーに関しては、当面、国内では税と社会保障の一体改革、国外ではギリシア@ユーロの状況から目が離せないな~~。