マネーの羅針盤(2012/07/21放送分)

シニア商戦で、今シニア世代にネット通販が人気だということ。団塊の世代がシニア世代の仲間入りするとともに、今までオフィスでPCを使っていたその世代はネット通販に抵抗感がなく、結果としてネット通販が伸びているとのこと。
楽天ではシニア専用のモールが開設されているとか(行ったことはないけれど・・・)。
シニア世代がネットに流れたため、今まで主流だったテレビ通販が頭打ちになっているらしい。昼の時間帯など、テレビ通販番組などは厳しい状況になるかもね。

今週の市場であるが、日経平均は\8,700を割り込んでいる。NYダウは、週の中では大手企業の決算が予想ほど悪くなかったことで上昇したが、金曜日にはスペインの先行き不安から下落し、週を通しては$45と小幅な上昇に留まった。来週はGDPの発表があるが、予想は小売りが弱含みのため1.3%に留まるとか。景気は大統領選に与える影響が大きいので、政権交代の可能性も大きくなりつつある。
為替ではユーロが下落しているのはスペインの不安が再燃しているから。それから、商品としては穀物が上昇、そして原油が5%近い上昇。穀物は前回の通り、干ばつなどの影響であり、原油はシリア情勢のいっそうの緊迫化を踏まえての値上がりと言うこと。これらの値上がりにより米国の消費がより落ち込むのではないか、そしてその結果として世界経済全体に悪影響が出ないかというのが、懸念事項だ。