マネーの羅針盤 がんばれニッポン!スペシャル

今週はレギュラー版の放送後に、別枠でスペシャルが放送された。お題は「がんばれニッポン!スペシャル」で、海外、特に東南アジアで活躍している企業を紹介するというもの。
まずは、ヤクルト。インドネシアでは1日に220万本飲まれていると言うことだった。販売方法は日本のヤクルト・レディーと同じで、女性の販売員が(自転車で)売って回るという手法だった。インドネシアはイスラム圏の国だが、こうしたところは厳しくないのね。そして、コンビニなどに対しては、ヤクルト側が冷蔵庫ごと提供して販売するといった手法で、認知度向上も行っていると言うこと。
その他インドネシアでは、ユニチャームが「おむつをばら売り」して売上を伸ばしたり、ポカリスエットは脱水症状の予防や回復のために飲まれていたりと、独自の工夫した売り方で売上を伸ばしていることが紹介されていた。
一方、タイでは日本食レストランとして大戸屋が進出していた。メニューは日本とほぼ同じであり、ホッケなどの焼き魚系のメニューが人気だとか。そして驚いたのは、値段が日本とほぼ同じ700円台が中心で、それでも人気と言うことだった。タイの所得水準がかなり上昇しており、前述のインドネシアの1.5倍程度はあるということだった。その結果、中間層の購買力が上昇しており、大戸屋の価格も手が届かないレベルでは無くなってきたと言うことらしい。
そして、最後はミャンマーであるが、ここはこれからの発展が期待されると言うこと。民政に移行してまだ間がなく、所得水準とかはアジアで最も低いレベルだが、海外企業の生産拠点などの進出が始まっているらしいと言うこと。

キャスターの蟹瀬誠一氏は、アジアへの企業進出を今回のロンドンオリンピックのメダルになぞらえて、大手(金)は苦戦したけれど、中堅(銀、銅)は現地で頑張っていると言っていたけれど、今回紹介された企業は結構大手じゃんか!と思ったよ。