題名は、【~ナニワの商人が日本を元気にする!~】で今何かと話題の大阪の話。
1.たこ焼き屋の「くくる」の話。たこ焼きだけではなくて他の地域ではスイーツ類も扱っている。その社屋(多分・・・具体的な説明はなかったが)の壁に昔の川柳を書いた額がかけられていて、その内容が「この世 女の好むもの 芝居、浄瑠璃、いも、たこ、なんきん」で、社長さんが言うには、「この世から女性がいなくならない限り、いも、たこ、なんきんは残っていくだろう」ということで、いもを使ったスイーツの分野にも進出しているということだった。
2.天神橋筋商店街の話。前職の関西営業所の近くにある商店街でよく知っているが、確かにいつも大変な賑わいである。そんな天神橋筋商店街も大型スーパー、デパートが進出したときは客足が減ったという。それでも、個店と商店街全体の努力によって客足が戻ったというのが話の筋。例の、繁昌亭もちらっと出てきた。私は、ここには結局行っていないんだよね。
3.阪急阪神ホールディングスの話。社長の角和夫氏が登場。でも、ここでの話はちょこっとで終わり。
4.西淀川区の工業地帯に、小池栄子さんが突撃取材。そこでは、二足歩行のロボットを作っていた。西淀川の中小工場8社が集まって開発しているそうだ。西淀川区の町工場の数は、最盛期(約20年前)には1,121事業所あったのが、2010年には540事業所と半減している。でも、そのロボットはまだ下半身しかできていない・・・。って、足から作っていくって言う発想は正しいのかな。
5.椿本チエインの話。ここは、言わずと知れたチェーンの世界的メーカー。前職の時も営業的にアプローチしようとしていたが・・・。その後どうなったかは不明。マツダのスカイアクティブ用のエンジンにも使われているそうだ。そこで、チェインを使った昇降機を魅せてもらったが、これはギミックとして非常におもしろいな。いろいろな部分で使えそうな気がする。
6.再び阪急阪神ホールディングスの角社長とのインタビュー。阪急の歴史の話で、小林一三の話が出てきた。沿線に住宅地を造成して、郊外に住み都心に通うというモデルを作ったのが阪急。それから住宅をローンで買えるようにしたのもそう。そして、宝塚に歌劇団を作ったのもそう。
7.最後は、うめきたの話。JR大阪駅って、このうめきたの貨物ヤードがあるために、道路が複雑なんだよね~。駅の南側から北西に抜けようとするとヨドバシ電機と阪急梅田駅の間の道しかないし。西側に大きな道が通っていないのがいびつだ。で、そこに複合商業施設を作ろうという話だ。
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大阪にはしばらくいたので、多少の愛着はあるのだが、今の橋下市長がやっているような、大阪が東京に対抗していこうというのは、ちょっと違う気がする。個別の店舗、工場が頑張っていくことで、全体としての大阪が元気になり、東京都は別の魅力を持った町になるのではないかという気がするが。