未来世紀ジパング(2012/10/01放送分)

【世界に羽ばたく!ニッポンの技術4 日米電気自動車戦争】
冒頭は、沖縄のレンタカー屋。そこでは日産のリーフを大量に配備していた。
一方、米国のサンフランシスコでも、日産リーフがよく売れていると言うことだった。カリフォルニア州は全米で最も環境意識が高いところであり、特にサンフランシスコは過去スモッグが大量に発生していた地域でもあることから、排ガス規制が厳しい。そこで、日本のプリウスやCR-Z、インサイト、リーフなどがよく売れていると言うことだった。リーフの愛好家たちの集いのようなものもあり、30台以上のリーフが一堂に会しているのは壮観だ。
電気自動車の分野では日産のリーフ、三菱のアイミーブなど日本がリードしているのだが、自動車会社以外から参入してくる企業もある。その代表がテスラモーターズ。ITベンチャー企業の社長が興した会社であり、高級車のセグメントをターゲットとした電気自動車を開発していた。番組では、富裕層ほど環境意識が高いという話もあり、思い切ってそこを狙うというのは、スキミングプライス戦略といえるのかも知れない。
ということで、未来予測は「2025年には、3台に1台が電気自動車に」ということだった。理由としては、電気自動車が割高となっている最大のポイントである「バッテリーの価格」が2030年には現在の1/5~1/10程度にまでなると言うこと。そうなると、ガソリン自動車に比べての割高感も無くなるだろうと言うことだった。

さらには、電気自動車に充電している電力を家庭用に使うスマートハウス、スマートタウン~の話もしていたが、この辺は聞き飽きているのでカット!

番組では、米国のある自動車レース(ヒルクライム)の模様が紹介されていた。そのレースには電気自動車部門があるのだが、9台の電気自動車が参加していた。当然、レース用に改造してあるのだが、結果は電気自動車部門で1、2位は日本のトヨタ、三菱勢だった。ヒルクライムのような、上り坂でコーナーが多いコースでは、重量がかさむ電気自動車は不利なのだろうが、それでもトヨタのチームはガソリン車も含めた総合で4位と大健闘。年々バッテリーの性能が上がっているので、来年は優勝狙えるんじゃねぇ?
ところで、レース用に改造された電気自動車の音って、RCカーみたいだった。ガソリン車の腹に響くようなエキゾーストノイズが恋しい人には、物足りないかもね。