オイコノミア(2012/12/25放送分)

相当遅くなったけれど・・・
「年の終わりに人生設計!」(後編)と題して、人生設計と経済学のお話。ゲストは大竹文雄教授。
経済学で人生設計を実現させるというテーマだが、これを観ただけで実現させることができるのかなというアバウトな内容だった。
その中で、経済学に関して関係のある用語として出てきたのは、
・時間非整合
・コミットメント
・選択のパラドックス
など。
まずは、「時間非整合」について。時間経過によって価値観が変わるというもの。中長期的に見たら価値が大きいのだが、短期的には別のものが価値が大きく見えると言うこと。番組中ではマリッジ・ブルーなどを挙げていたが、脱サラに関しても時間非整合が成り立つかな。
コミットメントに関しては、ローンを組んで高い買い物をすることなどを挙げていた。有言実行という言葉もコミットメントを表している。番組では又吉さんは有言実行ができないと言っていた。いつの間にかできていたと思われたいからだと言っていたが、実は周りに話して実現できないときの事を恐れているような感じがした。コミットメントというのはまさにそのことなのだが。背水の陣を敷くと言うことだね。
選択のパラドックスは、選択肢が多いほど選択できなくなる、満足度が下がるというものだが。これは実際、優秀な学生が多くの企業の中から就職先を選ぶと、数年後は(他にもっとよい会社があったのではないかと)現状の満足度が下がるという結果がでている。情報過多の時代で、人々が情報に振り回されているのは、まさに選択のパラドックスか・・・。
他には、エンディングノートの話とか出てきたが、これはあまり経済学とは関係ない・・・。人生設計という意味では重要かも知れないけれど。
それから、名言・教訓などを経済学的に解釈するコーナーを設けていたが、これも今回のテーマとあまり関係ない・・・。時間稼ぎの感があった。
ちなみに出てきたのは、
・「ハングリーであれ、愚かであれ」(スティーブ・ジョブズ)
 現状維持バイアス
 同調バイアス
 にとらわれるなと言うことが言いたいそうだ・・・。
・「『明日は、明日こそは』と人はそれをなだめる。この『明日』が彼を墓場に送り込むその日まで」(ツルゲーネフ)
 時間非整合を戒めるもの
だったが・・・。