失敗学

 言わずと知れた、「畑村 洋太郎」さんの提唱するエンジニアリング?の考え方です。本当に、人というのは自分の失敗を隠したがります。その失敗が大きければ大きいほどね。でも、人は多くの失敗をします。一般に成功者と呼ばれている人でも、その裏には多くの失敗の積み重ねがあるのです。つまり、成功の情報よりも失敗の情報のほうがその情報料は多いと言うことになります。
 しかしながら、人が失敗を隠したがる傾向があることから、その重要な情報が個人レベルで秘匿されてしまいます。そのため、失敗を次に生かすということが、組織全体で行われることは難しい状況です。
 失敗学というのは、個人レベルで秘匿されている情報を収集し分析することによって失敗を生かそうという考えです。失敗情報を共有することにより、同じ轍を踏まないということが組織全体を通して行えるようになります。そのために、失敗をどのように収集し、分類し、分析するか、を学ぶのが失敗学です。
 この失敗学、出た当初はかなり取り上げられていましたが、近頃はあまり聞かれません。各組織にこの考え方が浸透していったので、あえて騒ぎ立てる必要はないというのであればいいのですが。そうではなくて、導入する方法が分からないだとか、導入しても機能しなかっただとか、そう言う理由で聞かれなくなっているのではないかなと思います。そう言う私も、自分の失敗など個人レベルで蓄積するという段階から抜け出ていません。
 この失敗学は、私の琴線にピーンと来るものがありました。なんとか組織を上げて失敗情報の共有化に努めたいです。
 でも、そうは言っても人は同じ失敗を繰り返すものなのでしょう。「歴史は繰り返す」という言葉が、そのことを端的に表しています。

平成16年度春期情報処理試験

 情報処理試験に行ってきました。私が受験したのは「テクニカルエンジニア(データベース)」でした。会場は西鉄高宮駅近くにある「第一薬科大」でした。第一薬科大は福岡県の情報処理試験の試験会場に指定されることがよくあります。
 と言うわけですが、試験は全然だめでした。(;_;)/~~~
 午前中はともかく、午後は全く自信がありません。今回は全く準備不足です。反省しまくりです。
 来年はがんばるぞ。でも、毎年4月と10月の情報処理試験の前の週には大学の科目試験があるのです。どうしてもそちらに注力してしまうので、情報処理試験の試験勉強期間は1週間しかありません。(ずいぶん前から準備していればいいのですけどね。)
 ところで、試験会場までは自転車で行ったのですが、約30分かかりました。いい運動になります。
 でも、帰りは雨が降り出してずぶ濡れになってしまいました。
 雨に降られる前に家に着こうと、16:00くらいには試験会場を後にしたのですが・・・。(^.^)

情報処理試験の受験票が来る。

 先日、平成16年春期の情報処理試験の受験票が郵送されてきました。
 同僚から聞くまで知らなかったのですが、今回の受験票には「パスワード」なるものも記載されています。それを使って、情報処理試験センターのページにアクセスし、自分の成績(点数)を知ることができるらしいです。
 基本情報処理試験で先行してこうしたこころみが行われているのは知っていましたが、他の区分の試験もついに成績の照会ができるようになったと言うことらしいです。
 これがわかれば、午前、午後1、午後2などの試験の点数がわかります。お互い情報を持ち寄れば、どのくらいが合格ラインであるのかなどがわかります。
 今までは、「足きりが存在する」とか、「午前は75%以上取っていなきゃだめだ」とか言われていましたが、あくまでもうわさでした。・・・というか、マークシートを自己採点してだいたいの目安をつけていたのでしょうけど。
 これで、試験の透明性もまします。
 で、今まで存在していた「あやもん」(あやしい問題:問題文の解釈によっては選択肢のうち2つ以上が正解になるような問題)についてきっちりと白黒がついてくるだろうと思います。
 でも、点数はあくまでも全体の点数であり、個別の問題に対する成否はわからないので、なんともいえないかもね。
 というわけで、4月18日は試験日です。
 そろそろ勉強しないとね。
 あ、その前に、大学の科目試験がある。今週はそちらに注力しなければ・・・