ロボリンピック

2004年03月24日(水)

世界初、ロボットのオリンピック『ロボリンピック』開催

 サンフランシスコのフォートメイソン・センターで先週末、初めてのロボット界のオリンピック『ロボリンピック』が開催され、集まった400以上のロボットが走ったり、歩いたり、登ったり、持ち前の技を披露したりした。遠くは韓国やベルギーなど世界中のエンジニアや学生たちがやって来て、自分たちの作品の力や機敏さ、そして知性を戦わせた。
gooニュースより

 というわけで、「ロボリンピック」なるものが開かれたそうです。
 戦闘ロボットで相手を倒したら勝ちという競技があるそうですが、これは日本のロボットアニメの影響かな。それも悪い影響だね。ロボットの装備が破壊されて部品が飛び散ったら観客から喝采があがったそうだが、これなんか古代ローマのコロシアムを想像してしまいます。ちょっといやだな。人間の闘争本能をロボット同士の戦いに転化しているのでしょうか。SF作品で近未来の地球が描かれているものがありますが、その中でロボット同士を戦わせるという競技がありましたね。あれはいやな感じだったのですが、ああいうのが現実になるのでしょうか。
 でも、ああいうのを嫌悪するのも、自分自身の内面にある闘争に対する欲望を隠したいという深層心理の表れでしょうか。
 とまあ、戦闘ロボットの競技はまあいいとして、他にもいろいろな(非暴力的な)競技があったそうです。自律型ロボットによるサッカー競技とか徒競走とかね。
 なかでも、面白いと思ったのは、消火ロボットによる消火競技です。この競技に出場するロボットは迷路の中をろうそくの炎を求めて移動し、その炎を見つけて消火するというものです。このアイデアはなかなかスゴいと思いますね。きっと近い将来、自律型ロボットが火事を未然に防いだり、初期消火に活躍したりする時代が来るんでしょうね。