成田空港、Fedex航空機事故

 今朝の0700のTVニュースで、速報として報じられて知った。事故の映像が空港の定点カメラに収められていたが、事故機は滑走路でバウンドして左側にあおられるようにしてひっくり返った。

 映像を見たときMD-11らしかった。事故原因について語るのは早計であるが、MD-11に関しては、とかく不安定であることが取りざたされている。MD-11は簡単に言うと、DC-10の胴体を延長して、アビオニクスを近代化したものである。胴体を延長し、主翼も大きくしてウィングレットを付けたのだが、スタビライザ(水平尾翼)が相対的に小さくなり、縦方向の安定性が減少しているということだった。そのため、不安定な機体といわれている。
 今回の映像を見る限りでは縦方向の不安定さが事故の引き金になっているように見えるが、どうであろうか。FDRなどを解析してみないと何とも言えないが。

 残念ながら、2名の乗員は亡くなられたということで、横転したコクピットからの脱出は困難だったのだろうことが想像される。

2009年3月23日 | カテゴリー : ニュース | 投稿者 : assak