猫には9つの魂がある

 猫と言うのは古来より神秘的な動物と思われていました。それも、どちらかと言うと神よりも悪魔的な力を持っているとね。更にそれは日本においてだけではなく、欧米においてもそうであり、欧米のことわざに「猫には9つの魂がある」と言われているゆえんです。
 つまり、猫は9回殺さないと死なないほどしたたかだということです。
 で、そういえば、スカイパーフェクTV!カートゥーン・ネットワークで放送されている、バッグス・バニー・ショーのエピソードの中でそれにちなんだものがありました。猫のシルベスターがカナリヤのトゥイーティーを追いかけていて墜落死した後、地獄の鬼(日本の閻魔大王のような感じ)から「後8個の魂があるから、もう一度鳥を捕まえろ」といわれるシーンがあるのです。
 ことわざを知らなければ、意味もわからず「そんなものなのか」と思っていただけのことでしょう。
 子供向けのアニメーションとはいっても、意外とそのような民間伝承やらことわざやらに基づいているんだなと感じました。欧米のことわざとかを知っていると、ちょっと深く作品を見ることができて楽しいかも。
 でも、私もこのことわざを知ったのはつい最近なんだよね。