セレンディピティ

 今年になって、まだ1日しか会社に行っていません(初日のみ)。それから、ずっと出張ばかりしています。
 で、私の勤めている会社の社内報が発行されたと言う話をメールで読みました。この社内報は数年前に始まりました。2ヶ月に一度のペースで発行されています。内容は社長の話、各部の話し、技術の紹介などです。今回の社長の記事はタイトルにもあった「セレンディピティ」です。
 うーん、こいつは以前私がblogの記事で書いたような・・・。ぱくられた?
 でも、このblogの記事を検索しても見つからないし。どこに書いたのだろう。他のサイトを検索しても見つかりません。まずいなぁ。
 セレンディビティは以前、週刊東洋経済に紹介されていました。その記事を読んで、本を買ってきたんだけど。それはずいぶん前だったような。
 その本とは「偶然からモノを見つけ出す能力(角川書店)」です。
 セレンディピティとは、偶然からモノを見つけ出す能力のことです。あるものを探していて偶然見つけた別のものが、実はその後の自分にとって重要なものであるようなことをさします。・・・と言われてもよく分からないんですが、私には何度か経験したことがあります。こういったことは他の方も経験しているのでしょうか。私は、最初に週刊東洋経済の記事を見て「セレンディピティ」という言葉を知ったとき、それまでに私の周囲で何度か起きた偶然が必然を生んだように感じた出来事はまさにこのことだ!!と確信したものでした。
 これは、常にあちこちにアンテナを張っていると起こるのかもしれません。世界的発明・発見の多くはこのセレンディピティによって引き起こされているのです。このセレンディピティ、人間の重要な能力なのですが、個人の頭脳の内部で完結してしまい、外部から検証することが難しいため、今まで(今でも?)あまり研究されていませんが、重要な発明やら発見をしているときは、それのきっかけとなる別の偶然が存在していることが多いと私は信じています。
 この能力を鍛えることによって、人間のクリエイティビティは格段に向上するのではないでしょうか。この能力こそが、人類を新たなステップに導く鍵のような気がします。
 ね。