熊本空港を出発するため離陸滑走中の航空自衛隊の練習機T400が9日午後零時25分ごろ、同じ滑走路上に民間機が着陸しようと正面から降下してきたため、急きょ離陸を中止していたことが13日分かった。
民間機は大阪発のJALエクスプレス(JEX)機で乗客乗員64人。T400は5人乗りで、けが人はなかった。Yahoo!ニュースより
T400は航空自衛隊が輸送機のパイロットを養成するために運用している練習機です。所属は鳥取県の美保基地(米子空港)です。クロスカントリーで熊本空港に来ていたようです。
これは、「航空重大インシデント」ですね。まかり間違えば、正面衝突でした。今回は事前に航空自衛隊のパイロットが気づいて離陸を中止していたからよかったものの、もしそうでなければ大惨事になるところでした。
ちょうど風向きが変わったのでRWY(ランウエイ)チェンジを行っているところだったのでしょうか。JEX機のパイロットはRWYが変更になったと言う無線のコールを聞きそこなったのでしょうか。
いまのところ具体的な経緯はわかりません。国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会の報告を待つことにしましょう。