X43マッハ10間近


 【ワシントン=笹沢教一】今年3月にジェット機としては世界最速のマッハ7(音速の7倍)を記録した米航空宇宙局(NASA)の無人機X43Aが、米東部時間16日夕(日本時間17日朝)、カリフォルニア州沖上空の飛行でマッハ9・8(時速約1万1000キロ)を記録、世界最速を更新した。(読売新聞)

Yahoo!ニュースより

 NASAの高速飛行実証機X43が記録を更新です。前回記事を書いたときは、マッハ7でしたが、今回はマッハ10に近い速度を達成したということで、今後が大いに楽しみです。
 スクラムジェットの技術というのは、宇宙往還機にとっては欠かせません。前回も書きましたが、やはり、水平離陸、水平着陸を行う宇宙往還機というのは、ロマンです(^_^;)。・・・でも、この辺は、既存の飛行機のメージに縛られているような気もします。でも、宇宙往還機が貨物を運ぶのであれば、地上では水平になっているほうが便利です。旅客を運ぶ場合も同じことが言えます。(宇宙空間での貨物の積み降ろしは、無重力のためどの方向を向いていても問題ないのでしょうけどね。)
 でも、マッハ10はまだ第1宇宙速度にはほど遠いです。今後の実験の積み重ねによる技術の進歩を期待しています。
 水平離着陸型の宇宙往還機にロマンを持っている私としては、是非頑張ってほしいものです。

2004年11月17日 | カテゴリー : 飛行機 | 投稿者 : assak