小型超音速機、飛行実験に成功!!

小型超音速機、飛行実験に成功…豪州で宇宙機構

 次世代の超音速旅客機の開発を目指している宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日午前7時6分(日本時間同6時36分)、オーストラリア南部のウーメラ実験場で、小型無人超音速実験機の2度目の飛行実験を実施した。

 実験は、コンピューターで設計した実験機(全長11・5メートル、幅4・7メートル、重さ2トン)の超音速での機体性能を検証するのが目的。

 2002年7月に行った初回実験は、装置の誤作動で、実験機が打ち上げ直後に墜落し失敗に終わったが、今回は、ロケットによる実験機の打ち上げから、ロケット切り離し後のマッハ2(音速の2倍)の滑空飛行、機体回収までの全過程を無事終えた。

 同機構は「実験は成功した。技術開発の大きな一歩を記した」と発表した。

 今後、機体にかかった風圧や温度などのデータを詳しく分析し、超音速旅客機の設計技術に生かしていく。

(読売新聞) – 10月10日18時41分更新

 前回のテストでは、発射直後に機体がロケットブースターから外れて、ロケットブースターだけが飛んでいくという、ギャグアニメも顔負けの失敗をやらかしていました。今回は無事成功したみたいでよかったです。

 でも、前回の失敗から3年もかかるなんて、開発のペースが遅すぎませんか?人命が失われるような事故で、安全を期すためと再発防止のために時間がかかったというわけではないです。実験用の無人の小型機ですよ。なんだかなぁ。予算が少ないのは分かりますが、何とかならんものですかね。

 ま、何はともあれ、実験成功は何よりです。この実験の成功が日仏共同開発することになっているSSTの実現の礎になるんでしょうね。

2005年10月11日 | カテゴリー : 飛行機 | 投稿者 : assak