オイコノミア(2012/10/16放送分)

「ケータイ買うならどれにする!?」(後編)
今回は価格差別の話。価格差別とは消費者によって異なる価格を付けること。~このあたりは経済番組っぽいぞ~。
で、番組では価格差別を次のように分類していた。
1.完全価格差別
 個々の消費者に対して、その人の支払い能力に応じた価格を設定するというもの。
2.自己選択型価格差別
 クーポン、数量割引、二部料金制、バリエーション増加、時間経過による価格差別
 ※二部料金制とは、タクシーや光熱費など
 時間経過とバリエーションを兼ね備えているのは、単行本と文庫本など
3.グループ別価格差別
 大人料金、子供料金など、消費者をグループに分けて価格を変えるもの。
 年齢別価格差別、地域別価格差別などがある。
 転売ができるような商品は、グループ別価格差別に向かない。
そして0円(無料)ビジネスの話。
エピソードとしては、貸し出し図書館の話から。18世紀の英国で大衆小説が登場し大変なブームとなった。このとき貸し出し図書館が登場し、格安で貸し出しを行うようになった。出版業者などは、自分たちのビジネスに打撃を与えると非難したが、結果は逆となった。読書が身近な娯楽となり、読み書きできる人が増えたことで、書籍の売り上げが増加した。
ここでの又吉さんのエピソードは良かった。まさに0円ビジネスの好例だ。それは、又吉さんが何年か前に北海道に住み込みで劇場に出演したとき、平日はがらがらだったので支配人に頼んで無料でライブをやらせてもらった。最後の3日間だけは有料にしたが、パンパンに人が入ったというもの。これは台本通りなのか?それともアドリブ?後者としたら、又吉さんもちゃんと分かってきたな~という感じがする。このくらい理解しておいてもらうと番組としても内容が濃くなるね。