ブッシュ米大統領が14日に発表する新たな宇宙開発計画の演説で、現在のスペースシャトルを退役させ、多目的の新型有人宇宙飛行船の開発に向けた予算要求を提案する見通しとなった。10日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)が報じた。(yahoo!ニュースより)
午前中に「プラネテス#13」の記事を書いたばかりなのに、今度は、その記事の中で出てきたアメリカNASAのスペースシャトル退役の話です。
国際宇宙ステーション(ISS)の建設完了後に4~5年をかけて順次退役させるとのこと。
現在はスペースシャトルは3機体制(ディスカバリー、エンデバー、アトランティス)です。これだと、ISSミッションの続行にも黄色信号が点っているところです。この先、ISSはどうなってしまうのだろう。次のシャトルの具体化はいつ?と思っていたら、いきなりニュースが流れました。
なんでも、次のシャトルは、ISSとの人員・物資の輸送にとどまらず、なんと「月にも着陸可能」だとか。大丈夫なのか!!今までのシャトルが飛んでいたのは低軌道です。大気圏のすぐ上をなめるように飛んでいるのです。そんなシャトルの次の世代はいきなり月ですか。技術的に大丈夫なのだろうか。せめて静止軌道くらいまでにしておけば?(^_^;)
ちなみに、低軌道は高度200~500km、静止軌道は36000km、月までは静止軌道より一桁多い380000kmです。ちょっと飛躍しすぎていないか?ブッシュ大統領の大風呂敷なのだろうか。
でも、実現したらすごいですね。宇宙開発に明るい兆しが見えてきました。
具体的なプランが発表されるのが楽しみです。
ちなみに、JAXAのスペースシャトル関連ページです。