12日に中小企業振興センターにて行われた中小企業診断士の「診断実務研修」に行ってきました。
研修の内容は、
・経営革新指導方法について
・小規模企業設備資金について
でした。
経営革新指導方法について
国や県の制度として実施されている「経営革新計画の承認」についての説明です。説明を担当したのは県庁の担当のかたでした。当県では経営革新計画の承認申請の件数が年間400件を超えており、県の職員だけで承認の審査をするのは難しい状況になってきています。そこで、商工会議所の指導員や我々中小企業診断士にも積極的に経営革新の計画承認申請の指導をしてほしいというのが話の趣旨でした。
県が申請の際に重視するのは、「ビジネスプラン」です。このビジネスプランが「経営革新」と言えるものであり、かつ実現可能なものであると言うことが重要になります。また、何より大事なのは、社長自らビジネスプランを作成することです。ともすれば、社長はスタッフにビジネスプランの作成を丸投げしてしまいます。社長自らビジネスプランを作成することで、社長が自身の会社の実態を把握することになります。そのことも重要です。経営革新計画承認の申請所を提出する際に、社長が担当者からの質問に何も答えられないようだと、ビジネスプランを自身で作成していないことを見抜かれてしまいます。
小規模企業設備資金について
国や県が実施している小規模企業設備資金の支援に関する説明です。これは、中小企業診断士の一次試験の「中小企業経営・中小企業施策・助言理論」に出てくる内容でした。小規模企業設備資金の支援の概略、今年度に変更された内容の説明、支援を受けられる条件などの説明が行われました。
今年は、中古設備も支援の対象になりました。ただ、中古設備の場合は、新規設備にないさまざまな制約があります。また、県の施策は国の施策を補完する立場から、対象となる企業の規模などが決められています。
今日は、近所の中小企業振興センターでのセミナー(自宅から自転車で10分)ということで、少し安心したせいか出かける準備に手間取って遅刻してしまいました。m(__)m(13:30開始なのに13:40現着してしまいました。)
診断士というよりも社会人としてあるまじき失敗ですね。反省しています。m(__)m