情実中途面接

 近頃、忙しい上長の代わりに、私が中途採用者の技術面接を行う機会が増えました。(いや、私も忙しいのですが。)今日も午後から一名、面接を行う予定です。当社は、一貫として事業の拡大を行っており、新卒の採用と中途の採用を大規模に行っています。つい最近までは、来るものは拒まずという方針だったように思われますが、最近(自社ビルを建てた頃から?)新規・中途とも入社希望者が増え、完全な買い手市場の様相を呈しています。
 で、やってくる人材ですが、かなり優秀なかたが多いです。少なくとも私が経歴書を見せていただくとそのような印象を受けます。でも、面接を行って、結果を上長に報告しても、最終的に採用の可否を行う役員の方々は、NGを出すのです。結構厳しいです。明らかに、今自社にいる社員よりも優秀だよと思われる人もいるのですが。
 それに、私はちょっと感情移入しすぎるきらいがあります。面接で話をした人に対して、好感を持ってしまうのです。で、是非とも入社してほしいと思ってしまうのです。だから、採点が甘くなってしまうのかなぁ。それから、転職しようとする人は、それだけの覚悟を持っています。どうも、当社の従業員にはそういった切実なものが感じられません。ぬるま湯につかっているような感じを受けます。爪の垢を煎じて飲ませてあげたい。(多分に、私にも当てはまるのでしょうが。)
 もう一つ思うのは、入社した後、それだけのフォローがないということです。入社する人の面接につぎ込むエネルギーのうちの幾ばくかでも社員とのコミュニケーションに費やせないものかな。(^_^;)
 最初に面接を行ったときは、何を聞いていいのか分からず戸惑ってしまいましたが、最近では随分質問するのにも慣れてきました。労基法に引っかからないように注意しながら、頑張って面接官をやりたいと思っています。