今回の取引先には3人のソフト担当者がおられます。もっとも年長のかたは40代中頃のかたで、技術も一通りあります。ですが、今まで築きあげてきた自分のソフトに変更を加えることを好みません。二人目は30代前半のかたです。この方はソフト歴が短く、今のソフトの作りしかご存じないようです。だから、当然、他の作りにされてしまうのを好みません。
最後の一人、彼はもっとも若く(20代後半)、一通りのソフトの知識も持ち合わせています。そして、他の2名ほど今の作りにこだわっていません。この3人目のかたを通して、なんとかソフトを変えていくことはできないだろうかと考えています。
しかしながら、3人の中でもっとも若い彼は、当然ながらもっとも影響力がありません。そこで、どうするかというと、我々と協力して、実績を作れないかと考えています。
ソフトの開発時間の短縮、エラー数の減少、デバッグの効率化、プログラムの安定性の向上、など、改善することによってこれだけの効果がありますという実績を作れないか、と思うのです。実績を示せば、残りの二人も自分たちがいかに効率の悪い開発を続けていたのかに気付くことになり、仕事を変えていこうという意識が生まれるのでは。(甘いかなぁ。)
それに、単一の受注案件だけでなく、今後この取引先と当社がどのような関係を構築していくのかについてもお互いがその考えを共有していたいですね。
今回の取引先、ソフト担当者の特性が理解できてきましたので、今後仕事を受注することがあれば、少しずつ改善を促していく施策を行いたいです。
ま、見積が高いと言っていましたので、今後引き続き受注できるかどうかは分かりませんがね。