ガイアの夜明け(2012/11/06放送分)

「働き方が変わる」①あなたはこれからどう働きますか?
大手家電などで大量の早期退職を出すなど終身雇用制度の崩壊、そして昨年の東日本大震災を契機に家族と仕事のあり方が変わるなど、仕事を巡る環境の変化をまとめたもの。
1.Panasonicとの合併したSANYOを退職した人たちが、有機ELベンチャー(イー・エル・テクノ)を立ち上げる話。SANYOの有機EL事業は、研究開発段階で業績の悪化により撤退。その後、志を一つにする仲間が集まってベンチャーを立ち上げた。この会社は熊本県の合志市にある。有機ELの中でも照明に特化して製造しているという。まだLEDよりも割高で、なかなか受注には至らないようだ。但し、有機ELはLEDに比べても省エネで、かつ紫外線などを含まないので、対象物に対するダメージを与えない。そういった意味では美術品の展示照明などによいのではないかと思うが、そういった市場にアプローチしているのかな?で、「イトーキ」に営業に行ったときに、まさにそのような美術館などの間接照明に使えそうだと言うことになって、とりあえずショー・ルームにおいてもらえるようになったとのこと。
2.グリーでは、新卒社員の給与が最大年収15,000,000円ということだった。ここではゲームを開発するエンジニアが中心だった。ここでは、平均年収が7,500,000円というから大手企業並みはあるな。新人の選考のために、大学生向けのソフトウエアコンテストを開催し、好成績を残した人に対しては入社するようアプローチをしているそうである。ゲームアプリのアイデアと、有望な学生をゲットできる、一挙両得の仕組みだな~。
3.被害日本大震災を契機に大手食品メーカーを退職して、NPOとして被災者の支援をしている人の話。そのNPOとは、セカンドハーベストパンという、以前番組でも紹介されたNPOで、俗に言うロス食品をメーカーからただで仕入れて被災者に配るというグループだが。

大学生の志向としては、安定志向だそうで、今の会社に一生勤めようという社員が60%を超えているそうである。一方でチャレンジ精神が旺盛な学生もおり、いわゆる二極化の様相を呈している。という感じで、仕事に関して多様性が増しているという話だった。