スマートスピーカー(Google Home)を購入してみたので、改めてスマートスピーカーについてまとめてみました。
到着したてのGoogle Home
スマートスピーカーとは
スピーカーという名前が付いていますが、オーディオ機器のようなスピーカーとしての機能に特化しているわけではありません。どちらかというと利用者の音声を認識して、それに対応する処理を行うというものです。具体的には、自然言語で話しかけるとその音声をAIが処理して、インターネット等も駆使して対応する処理を実行するものです。
具体的にどのようなことが出来るのか
どのようなことが出来るのかについては、機種によって異なります。しかしながら、大まかには以下のようなことができるものが多いようです。
などの機能があります。実際には対応する機器がないといけないため、何もかもできるというわけではありません。
どんな種類があるのか
2017年10月現在、各社から発表・発売されているスマートスピーカーは以下の通りです。
メーカー | 製品名 | 開発・販売状況 |
Google Home | 国内販売開始 | |
Amazon | Amazon Echo | 2014年に米国で発売、2017年秋に国内発売を発表 |
Microsoft | Microsoft Harman Kardon Invoke | 2017年秋に米国発売予定 |
Apple | Apple HomePod | 2017年冬、英語版発売予定 |
Sony | LF-S50G | 米国等で10月以降に発売予定 |
Panasonic | SC-GA10 | 2017年秋に欧州で発売予定 |
ONKYO | P3 | 2017年秋米国等で販売 |
東芝 | TH-GW10 | 北米向けのみ |
NTTドコモ | petoco | 発表 |
LINE | LINE Clova WAVE | 国内販売開始 |
なお、表は2017年10月現在のものです。また、製品名は各社最も代表的なものを表記しています。
ということで、国内外の各社からスマートスピーカーが発表・発売されています。こういう製品は日米同時発売などがよくあるとは思いますが、本製品に関しては欧米圏で発売してから日本での発売ということが多いようです。これは、本製品が自然言語を解釈しなければいけないので、自然言語を解析する部分については、(開発者のいるであろう)欧米圏の言語への対応から始まるので、日本語圏への対応は一歩遅くなっているのではないでしょうか。
搭載されているAIは?
スマートスピーカーに搭載されているAIに関しては、Amazon、Google、Apple、Microsoftや他のオリジナルを使っているものと、他社のAIを搭載しているものに分かれます。
メーカー | 製品名 | 搭載AI |
Google Home | Google Assistant | |
Amazon | Amazon Echo | Alexa |
Microsoft | Microsoft Harman Kardon Invoke | Cortana予定 |
Apple | Apple HomePod | Siri |
Sony | LF-S50G | Google Assistant |
Panasonic | SC-GA10 | Google Assistant |
ONKYO | P3 | Alexa |
東芝 | TH-GW10 | Alexa |
NTTドコモ | petoco | corevo |
LINE | LINE Clova WAVE | Clova |
というわけでAIに関してはAlexa(Amazon),Google Assistant(Google)の2強というとこでしょうか?AppleのSiriはiPhone等に搭載されており実績もありますが、他社への提供はしないのかも知れません。CortanaはMicrosoftの音声認識システムでWindows10に搭載されているものです。corevo(NTT)やClova(LINE)は独自開発のものですが、触れたことがないのでそのAIとしての能力はわかりません。
スマートスピーカーについては、今後も解説をしていきたいと思います。