例えば店舗である商品を補充しようとしたとき、店舗の商品担当者が品切れを恐れて需要予測よりも少し多めに発注するとします。受注したメーカーの営業担当者は同じように品切れを恐れて少し多めに生産を依頼します。それを受けたメーカーの製造担当者は、急な需要増加を考えて多めの生産計画を立てます。
こうして最後には、多量の在庫が発生してしまいます。
また、それとは全く逆の現象で、大量の機会損失(在庫切れ)が発生してしまうこともあります。
というのがプル・ウィップ効果です。
この現象は知っていましたが、名前が付いていることは知りませんでした。
今日、たまたま会議の席で、いつも難しい2文字乃至3文字の略語を使うことで有名な某本部長がこの言葉を説明しながら使っていました。いつもは聞き流しているのですが、その時だけはメモを取らせてもらいました(^_^;)。