パートナー面接

 当社では、案件拡大に伴いパートナー社員の増強も図っている。この不況の足音がひたひたと迫っている中、仕事があるのはありがたいことではあるが、それをこなしていくためのマンパワーの補充、こちらもなかなかよい人材に巡り会わないのが実情である。

 で、先週面接したパートナー(仮称Aくん)は、リーダー経験も豊富で、たくさんのプロジェクトをこなしているようなのだが。実際に面接してみると、すごく物事を断定的に話す人で、他人の価値観を認めないような感じの人であった。Aくんは技術力はあるにしても、人間的なものに欠陥がありすぎる(他人のことはあまりいえないが・・・)。

 ほかのメンバーと一緒に面接に参加したのだが、そのメンバーがAくんに「今までの仕事で一番大変だと思ったことは何ですか?」と聞いた答えが「休日出勤を依頼したメンバーが当日出社しなくて、携帯に電話しても連絡が付かずに、親元に電話すると、父親から『親としては子供を守らないといけないから今日は休ませる』と言われたことだ」だそうで・・・。Aくん本人はとてもへこんだということだったのだが、私は心の中で、「その親父さんの気持ち、わかる、わかるよ」とつぶやいたものだ。Aくんの下で働くメンバーは大変だろう。

 で、当然Aくんは面接でNGになったのだが。一緒に面接した、普段は温厚なOくんも、相当むかついていたと漏らしていたから、そうとうなものだったのだろうな。当然私も相当むかついていたよ。

 でも、早くよいパートナーを見つけなければ。仕事が回せなくなってしまう。