困った時の神頼み・・・仕事始めと初詣

 1月5日は当社の仕事始め。社長のありがたいお言葉の後、当事業部の事業部長以下、マネージャ、リーダクラスで近くの神社に初詣に行った。

 昨年も同じ神社に仕事始めにお参りに行ったのだが、それに比べると今年は非常に参拝者が多かった。それも明らかに個人参拝ではなく法人の参拝者である。我々は昨年と同様に初穂料を奉納して安全祈願をしてもらったのだが、それも昨年に比べると非常に多かった。倍くらいはいたのではないかと思う。帰宅後テレビのニュースを見ていると、東京では不況を反映して神田明神に大手門近辺の法人の参拝者が殺到していたとか。ニュースになるくらいだから、よっぽど多かったのかな。

 まさに、困った時の神頼みという様相を呈している。日本の神様は寛容なので、困ったときでも頼めば御利益があるそうだが。だからといって、現金すぎないか?

 そして、非正規雇用労働者達は、日比谷の年越し派遣村や厚労省が準備した行動にねぐらを求めているという。これも、困った時の神(役所)頼みか。彼らをニュースで見ている他の(そういう目に遭っていない)人たちは彼らに何を思うのか。

 昔は地域や家族、親類のコミュニティがあって、困ったときは親類などに身を寄せて再起を待っていたのだろうが、最近は個人志向の高まりによる地域や家族、親類のつながりの希薄化により、身を寄せる先もないという状況になっているのだろうか。そういう旧来のコミュニティによるセフティ・ネットを張ることは面倒がる向きもあるが、実は逆境にあえぐときは非常に頼りになると当社の社長は言っていたが、まさにそんな気がしてきた。