引き続き、オイコノミア

 今週のテーマは「これが給与の決まり方!?(前編)」
 なんだか、今週はまじめに需要と供給曲線の話から始まった。そして最低賃金の話。最低賃金を高くすることは格差の助長につながるというのは、経済学ではよく言われていることだ。最低賃金以下しか労働の限界生産性がない人は雇用されず、雇用の機会が奪われてしまう。つまり、雇う側から見れば、最低賃金以下の生産性しか持ち合わせていない人は雇わないということである。
 そして、給与の2つの制約(参加制約、インセンティブ制約)の話。うん、話がつながっているし、経済学をちゃんと押さえているぞ。
 さらに、給与が上がる仕組みに関しては、代替可能性を引き合いに出していた。つまり、他の人にすぐに代替できるような仕事は給与が安く、逆に他の人には代替できないような仕事は給与が高いというもの。
 今週は「給与」ということで経済学でも主要なテーマだけあって、王道的な解説だった。いつも、このくらいたっぷり経済学を前面に出してほしいものだが。
 でも、相変わらず又吉さんの話し方は大人しい。彼はお笑い芸人で今では売れっ子の部類に入る部類なのに、あんなに訥々とした話し方で良いのかな。