未来世紀ジパング(2012/11/12放送分)

【池上彰の2週連続企画!強いアメリカ、弱いアメリカ①】
池上彰氏が、米国大統領選挙を通して、米国の現状を読み解こうというもの。
前半:移民の話
米国では不法移民が1,200万人程度いるとみられる。多くはメキシコ国境を乗り越えて米国内に入国してくるらしい。人種としてはヒスパニック系。そのなかで、オバマ氏は、一定の条件を満たす不法移民に対する寛容な政策を発表した。ということで、米国内の(合法的な移民の)ヒスパニック系の有権者達は同朋に対する寛容な政策を採ったオバマ氏を支持したと言うこと。
不法移民は、米国人がしないようなブルーカラー系の仕事もいとわずに行っているので、米国内産業においては不可欠な存在というジレンマもある。番組では、不法移民の取り締まりが厳しくなったためやむを得ず国内の失業者を雇った農家が、全く働かずに携帯電話ばかりいじって最後には逃げ出した彼らを憤っていた。
後半:同性愛の話
オバマ氏は米国大統領として初めて同性愛を認める発言をした。これら同性愛に対して寛容なのは民主党支持層に多い。一方で共和党支持層は保守的で、同性愛を認めない場合が多い。そこで民主党の地盤の州、共和党の地盤の州、によって同性婚を認めたり、認めなかったりと、はっきりと分かれていた。

来週は、もの作りなど、米国国内産業に関して。ちょっと楽しみ。

日本国内でも就労人口の減少により、国内労働力の確保が課題になっている。ということで、移民問題は日本にとっても重要な問題かな~。