世界平和大観音の今!

 前職時代に淡路島にある会社のシステム開発プロジェクトの業務をしていたことがあってしばらく淡路島に住んでいました。

 で、淡路島の「ある意味」有名な観音様が「世界平和大観音像」です。

 不動産等で財をなした富豪が1970年代に建立したもので、宗教的な意味合いや歴史的な背景は全くなく、「世界平和大観音像」が見ている方向は長者の邸宅がかつてあった場所らしいです。

 当然地元の観光ガイド本や観光Webサイトなどからはまる無視されています。そして、バブル景気が去った後はその所有権も富豪から離れて管財人の元にあり、「世界平和大観音像」本体は放置されている状況です。当時から倒壊の危機があると言われていました。

 私自身は、淡路島に住んでいるときに興味本位で行ったことがあるのですが、造形が・・・。

 うろ覚えですが、富豪が「世界平和大観音像」を建立したいきさつは、あるとき海岸だったか川辺だったかに流れ着いた木片のような観音様(その人にとっては幸運の証だった?)を手に入れたことがあり、その観音様をモチーフに製作したらしいです。というわけで写真を見るとわかりますが、形が荒削りなのです。

 で、その世界平和大観音が久々にニュースになっていました。

 兵庫県淡路市釜口に放置されたまま老朽化が進む「「世界平和大観音像」」で、外壁の一部が新たに1カ所はがれ落ち、穴が開いた状態になっていることが3日、分かった。9月30日に淡路島に接近した台風24号の風雨が原因とみられる。台風による壁面の落下は2014年8月に続き2度目で、近くの住民らは「さらに崩落するのでは」と不安を募らせている。

神戸新聞Nextのサイトより

 こんなニュースを見ると久しぶりに見に行きたいなと思います。このまま朽ち果てて倒壊してしまうのでしょうかね。それはそれでちょっともったいない気もしますが。

 確か「世界平和大観音像」の足下にある施設の脇にはSLのD-51もあったはずですが。淡路島にはJR(当時は国鉄ですが)が走っていないので、鉄道に対する憧憬の意味も兼ねて設置していたのでしょうか。そのD-51も私が見たときはかなり朽ち果てていました。そちらもどうにか保存できないでしょうかね。

2018年10月4日 | カテゴリー : ニュース | 投稿者 : assak