SLATS(Super Low Altitude Test Satellite)超低軌道試験衛星「つばめ」

「つばめが低く飛ぶと雨が降る」と言います。つばめの餌となる小さな虫は、空気中の湿度が高い場合は低空を飛んでいることが多いため、捕食のためにつばめも低く飛ぶと言うことらしいです。

その「つばめ」の愛称を持った(試験)人工衛星が打ち上げられました(平成29年12月23日(土))。それがSLATS(Super Low Altitude Test Satellite)です。SLATSは高度で言うと高度300km以下の宇宙空間を飛ぶ技術試験衛星です。高度100kmまでが大気圏と呼ばれる領域ですので、100~300kmの宇宙空間としては最も低い高度を飛ぶことになります。

さて、低高度を飛ぶことには様々な課題があります。

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