なかま創業スクール、無事修了しました。

約1ヶ月間にわたって実施されてきたなかま創業スクール2017ですが、10月29日(日)をもって無事修了いたしました。経営知識~マーケティング~手続き~ビジネスプラン作成など多種多様の内容で、座学とワークショップを合わせた総合的な創業支援カリキュラムでした。

受講された皆さんの多くが実際に創業を志向しているということで、ビジネスプランもより充実した内容となりました。

最終目標は「創業計画書」を作成することで、PCを持ち込むなど本格的に創業計画書策定に取り組んでいました。講師陣も受講生一人一人に寄り添いながら、計画書策定のお手伝いをしました。

先輩起業家として地元の菓子店の代表に講演していただきました。なんとJR九州の豪華列車「七つ星」のスイーツにも採用されているというお菓子を製造販売しています。受講生の皆さんは大きな刺激を受けていました。

オイコノミア「~多数決 だけじゃ ない!決め方の 経済学~」(2017/5/3放送)

 NHKのEテレで放映されている経済バラエティ番組「オイコノミア」は先日紹介した行動経済学の話もあるので、ずっと興味を持っています。行動経済学の権威である大竹文雄教授もよく出演しています。

 しばらく前まで(といっても過去の記事から3年くらいは経ちましたが)はこのブログでも頻繁にオイコノミアの放送内容を元にした記事を書いていたのですが、多忙のため最近ご無沙汰になってしまっていました。過去に記事を書いていた頃は又吉さんが芥川賞を受賞するなんて思ってもいなかったので、ちょっとびっくりしながらこの記事を書いています。

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私はこれで恋に落ちた!! 行動経済学との出会い、モンティ・ホール問題

 米シカゴ大学のリチャード・セイラー教授が2017年のノーベル経済学賞を受賞したことを記念して、私と行動経済学とのなれそめの話をしたいと思います。

 私が行動経済学を大好きになるきっかけとなったのが今回紹介する「モンティ・ホール問題」です。行動経済学というのは従来の経済学が「消費者はもっぱら「経済的合理性」にのみ基づいて、かつ個人主義的に行動する(するだろう)」事を前提にしているのに対して「消費者は時に「経済的合理性」にそぐわない(つまり、非合理的な)行動をとる」ことを前提としている経済学です。経済学的観点では行動経済学と呼ばれていますが、心理学的観点からは行動心理学とも呼ばれる学問分野です。従来の経済学では説明できない消費者の行動を心理学の知見を加えて解き明かそうというもので、両者の融合ともいうことが出来ます。

 実際にはモンティ・ホール問題は行動経済学の前提条件であるパラドックスとかジレンマとかの問題ではあるのでしょうけれど、とある行動経済学の入門書に掲載されていた問題であり、かつ非常に興味深い問題であったので、私は瞬く間に行動経済学の虜になったのです。

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今年のノーベル経済学賞に「行動経済学」の先駆けである「リチャード・セイラー教授」が選ばれる

2017年のノーベル経済学賞に、米シカゴ大学のリチャード・セイラー教授が選ばれた。

セイラー教授は「行動経済学」の先駆けであり、彼がノーベル経済学賞を受賞するということは行動経済学そのものの社会的な評価につながるわけで、大変うれしい出来事である。

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