海岸の民家に居眠り貨物船 3棟壊れ、住民1人けが

 4日午前2時40分ごろ、広島県大崎上島町東野(大崎上島)の鮴崎地区の海岸に、大分県津久見市の西瀧海運所属の貨物船「新常豊丸」=498トン、浜田真寿雄船長(56)ら6人乗り組み=が乗り上げ、護岸ブロックを乗り越えて海岸沿いの民家に突っ込んだ。
 無職安部春男さん(76)方住宅と隣の空き家の計2棟が全壊、会社員末田輝さん(62)方が一部壊れ、安部さんが右肩に軽傷。末田さん方は夫婦2人がいたが無事だった。
 浜田船長は呉海上保安部の調べに対し「操船中に居眠りしていた」と話しており、同保安部と広島県警木江署が事故原因や被害状況を詳しく調べている。
 近くの住民の話では、安部さん方は2階部分が崩落して1階部分を押しつぶしたほか、隣の2階建ての空き家も跡形なくつぶれ、がれきが家の前の道路を覆った。
(共同通信) – 9月4日10時00分更新

 写真がついていましたが、貨物船がまさに民家に突っ込んでいる模様が写っていました。インパクトがあります。実際にこんなことが起きるのですねぇ。それも、事故の原因が居眠りとは。大海原を航行中であればともかく、沿岸を航行中に居眠りするとは怖ろしいです。