ガイアの夜明け(2012/07/17放送分)

ニッポンの夏を涼しく…中小企業が生み出した画期的技術】と題して、新規技術で節電しながら、家庭やオフィス、工場の室温を下げていく取り組みを紹介するもの。
話としては、
・北海道ニセコの夏季長期滞在型マンション
・屋上緑化
・屋根に張る遮光幕
・溶岩を利用した保水性の高いパネル
だった。

北海道に行くのは室温を下げる技術とは関係ないだろう!という突っ込みはあるが、その他の技術はいろいろと興味深いものがあった。でも、やはりこれらは+αで高くなるんだよね。もう少し安くしていくことが、普及の鍵かな~~。

未来世紀ジパング(2012/07/16放送分)

世界に羽ばたけ!日本の至宝”新幹線”】ということで、新幹線を海外に売っていくと言うことがテーマ
だけれども、内容はどっちかというと鉄ちゃん向けだったな。新幹線の運転席や総合司令室、ドクターイエローへの潜入など、おお、シミュレーターも出てきた。鉄道ファンなら胸を躍らせる映像だったね。ドクターイエローはおいらも大好きで、たまに見かけるとなんだかラッキーな気分になる・・・って、四つ葉のクローバーか~~!
そして、新幹線を輸出するときの最大のライバルがフランスのTGV。番組では両者を比較して話していたが、最高速度と営業速度、そして、乗車定員、運行本数の話だけだった。せっかく模型を並べているのだから、TGVの先頭車がごっついところから、動力集中方式と動力分散方式の話まですれば良いのに・・・。これは、路線のカーブ、勾配などとの関連が大きいのだが。
番組後半は、インドからの高速鉄道視察団に番組の取材班が密着していた。インタビューで、彼等は営業速度の100km/hを200km/hに上げたいという話をしているのに、そこに新幹線を売ろうとするのは過剰品質では???。専用軌道を一から作るためのコストを聞いて「高い」と言われているようでは、「最初にニーズを聞き出して、視察メニューを組んでいるのか!。彼等だって遊びできているわけじゃないし、彼等のニーズに合った技術やシステムの視察をもっと深くやった方が良いのでは!!」とか突っ込みたくなる。売る側が顧客視点になっていないと思われてもしょうがない~。結局、青函トンネル内の三線軌条化工事を見て納得していたけれどね。広い方の線路で高速の鉄道を走らせようと言うことかな?
高速鉄道が2012年に40年で1万キロ、そこから13年で4万キロに達する計画ということだから、高速鉄道は今が売れ時かな。ライバルも多いけれど、やはり日本国民としては、日本の新幹線が世界で走っているところを見て誇らしい気分になりたいというのが私の本音。

番組では、未来予測で「世界はすべて新幹線になる」と、新幹線が世界の高速鉄道を席巻するという結論だった。ま、沸騰ナビゲーターの森永卓郎氏の希望なのだろうが・・・。そりゃ無理だろう。岩崎夏海氏が「携帯と同じで、このままでは新幹線もガラパゴスになる」と言っていたが、地形や需要などが違う国ばかりで、同じ規格にしてしまう必要はないと感じた。だから、ガラパゴス万歳で良いのでは??
日本は新幹線をシステムとしてトータルで売ることが目標なのだが、そこに拘るよりも、車両だけとかを切り売りしても良いのでは?1編成で1,000名以上の乗客を、カーブや勾配の多い区間で、ピーク時に1本/3分のペースで走らせるという技術/システムなので、それが必ずしも輸出先でのベスト・ソリューションにはないだろう。ベースとなる鉄道技術を持っているのだから、各国で共同開発するというような感じで展開した方が良い気がするな。ただし、技術の移転は慎重にしなくてはならないけれどね。

アジアの風

これも、間違って削除・・・いかん、気をつけないと。

マネーの羅針盤(2012/07/14放送分)

高速道路のSAの経済学。新東名高速道路に設置されたSAに訪れた人の数が590万人ということで、スカイツリーの来訪者よりも多い話から。紹介された内容は既知のものだったけれど、日本のSAはいろいろと先進的な取り組みをしているとか。勿論諸外国でもいろいろと取り組んでいるらしい(フランスでは気球に乗って上空に上がれるとかあるらしい)が、それでも日本のSAは、顧客を取り込むためにいろいろな工夫をしていると言うことだった。
道路公団が民営化されたことが、魅力的なSA作りの端緒になったということかな。
すでに、SAが通過地点ではなくて目的地とかしているところもあるものね。

今週の市況だが、日経平均は-\296と6週ぶりの下落。NYダウは$12,777で約+$200であったが、米国では消費者マインドが冷え込んでいることと食品価格に関する懸念がおこおっているということだった。というのも、米国中西部では全体の63%の耕地で干ばつとなっており、そのため、トウモロコシの先物価格などが上昇していると言うことだった。この先、食料価格の値上がりに警戒が必要だと言うこと。
世界の株式市場では、韓国で突然の利下げが行われ、このことを韓国経済が「予想以上に深刻」と捉えられたため、韓国市場は下落幅が大きくなっていた。

ということで、日本のSAをべた褒めしていたが、そんなに先進的な取り組みをしているのか?と言う気がした。果てには「今後高速道路の建設が行われるであろう東南アジアにノウハウを輸出できるのでは?」という話をしていたが、そんなこともないのでは・・・。NEXCOのまわし者かと思った。

オイコノミア(2012/07/10放送分)

「貯金したって意味がない!?」と言うタイトルで、貯金に関する経済学の話。
今回のゲストは(大阪大学経済学部教授)の大竹文雄さん。って、何度も登場していますが。
最初に、貯蓄ゼロ世帯28.6%という現状にはビックリ。そんなにしていないのか~~。
夏休みの宿題と貯蓄行動には相関関係があるということだった。つまり、宿題を後回しにする人は貯蓄しにくい傾向があるということだ。(目先の楽しみを我慢して後に備えるという意味では同じ考えだそうだ。)これは、現在志向バイアスと呼ばれるものだね。衝動買いの現況と言われているものだ。あ、番組の後半に衝動買いの話が出てきた。
それから、時間割引・割引現在価値の話だが、例によって又吉さんが「1万円を今日もらう代わりに1年後もらえるとしたらいくらなら良いか?」という質問に「5万円(1+5万円ということ)」と答えていた・・・。ちょっと現在志向バイアスかかりすぎだ。これには大竹さんも苦笑い。
そして、複利の話だが、こんなことみな知っているのではないかというような話だった。でも、又吉さんを含めて、意外と分かっていないじゃん。

ということで、貯蓄に関する経済学の前編だったが、あまり経済学的な話はなかったな。限界貯蓄性向とか出てくるかと思ったが。後編に期待かな~~。

ガイアの夜明け(2012/07/10放送分)

不便な暮らしを便利に~人を助ける新サービス
高齢者にとっては、自宅の家具の配置を換えることや、電球一個の交換、連れの墓にお参りに行くこと、でさえ大変だ。そして、老化による体型の変化で、既製の服が着られず、外に出たくなくなるということもある。
そこで、そういった人たちへのサポートを自社のサービスに付加したり、今までにない新たな商品やサービスを提供することで売上を伸ばしている会社の話。
最初は、地域密着型スーパーで、滋賀県を中心に展開している「平和堂」というところ。商品の配達サービス+家庭内のちょっとした困りごと(前述の家具の配置換え、電球の交換や、庭の芝刈りなど)の御用聞きを行っている。配達員がその場でできることは無料でやって、少し人手のかかることは、見積を作って後日実施という。そのサービスが絶大な人気を呼んでいるという。高齢者だけではなく、子育て中の母親などにも重宝されているとか。
次に紹介されていたのはタクシー会社。お墓参りに同行して、墓の掃除もしてくれるというサービスには驚いたな。それも運転手がやっているというのはすごい。近所を走っている流しのタクシー運転手にも、こんなサービスできるのだろうか。紹介されていたタクシー運転手の朴訥とした態度は好感が持てたな。その他にも、子供の送迎や、薬の受け取りなど高齢者や忙しい母親向けのサービスで生き残りを図ろうというもの。料金としては、流しのタクシーの時間あたり売上よりも多少安くなるが、安定した需要があるということで、売上の安定には繋がるという。
最後は、高齢者向けの服を制作しているアパレル。日本の(特に)女性高齢者は円背になる人が非常に多いとか。外国ではあまり見られないらしい。円背になると既製の服では背中の部分がつり上がってしまう。そこで、そういった円背の女性向けに背中の丈を長くするなどの工夫を凝らした服を作ったところ好評で全国から買い求める客が後を絶たないということらしい。今までになかったのかな。女性はいくつになっても出かけるときはおしゃれしたいという、需要をちゃんと読んでいるんだな。

ということで、顧客一人一人の個別のニーズに応えるというところは、大手企業では難しくて、逆に中小の企業にとってはブルーオーシャンのような気がした。実際紹介されていた企業もそんなに大きな企業ではないしね。今後の中小企業にとっては、いかにして地域に密着していけるかが、非常に重要だなと感じた。
でも、今回紹介されていた各種サービスって、オンリーワンでもないし、すぐに始めようと思えば始められるサービスだ。すぐに熾烈な競争になりそうだな。こうしてテレビで紹介されることは、短期的にはパブリシティ効果により自社の売り上げには繋がるが、すぐに他社にまねされるという「痛し痒し」のところがあるかも。

未来世紀ジパング(2011/07/09放送分)

今回は池上彰シリーズ「これからの日本を考える」第1弾として、”核のゴミの行方”について解説するというもの。
うーん、今回は、既出の情報ばかりだった。原子炉で使われた核燃料の処理には主に2種類あって、
・再処理せずにそのまま埋めてしまうもの(これはフィンランドで実際に始まっている)
・使用済み核燃料のから新たに核燃料を生成しようというもの、そしてその際にできた再利用不可能なものだけを処分しようというもの(日本などでやろうとしていること。ただし、日本では再処理施設が本格稼働に至っておらず、海外に再処理を委託していると言うこと)(核燃料リサイクルってやつね)
ということが主な話だった。
でも、池上氏が実際にフィンランドの最終処分場や、青森県六ヶ所村の貯蔵施設を訪問するというところはおもしろかったな。
特に、フィンランドの最終処分場はすごかった。「オンカロ」と呼ばれる施設で、厚い岩盤をくりぬいた地下深く(500m位の深さのところ)に10万年単位で使用済み核燃料を保存する場所を作っていた。SFにでもでてきそうなところだった。フィンランドは日本と違って地震がないので、岩盤が安定してこうした施設で超長期にわたって保存することが可能なんだな~。日本では無理な話だ。
その日本の現状は言わずもがな、世間では原子炉の再稼働を巡って連日ニュースが流れているが、実は最終処分の方法が決まっていない段階で、原子炉をたくさん作ってしまった(ある意味見切り発車した)ことのほうが結構重要なのでは・・・、という解説だった。実際、使用済みの核燃料は最終的な生き場所もないまま、着実にたまっていっているというのにね。
で、これで話が終わりかと思いきや、最後に「Ω(オメガ)計画」の話がちょろっと出てきた。いきなり超専門的な話題に飛ぶな~~。私もこの計画のことは忘れていたよ。これは、使用済み核燃料から、放射性物質を半減期ごとに大別して分離し、半減期の長い放射性元素に対しては、ガンマ線などの放射線を当てて人工的に核を分裂させて半減期の短い元素にしてしまおうという計画。これ、まだ研究していたんだ。ずいぶん前にちょっとだけ聞いて、その後全く音沙汰なしだったから、立ち消えになったのかと思っていた。でも、池上氏の話によると研究しているのは数名というから、似たようなものかな。でも、当時の私が聞いた話では、日本のこのオメガ計画に触発されて海外でも同じ研究を始めたとかいっていたけれど・・・。日本がとろとろと研究していたら、海外の方が先に実用化しちゃうんじゃないかな~~。

アジアの風(2012/07/07放送分)

今回紹介されたのは、人が乗ることで起きる振動で発電する振動力発電の技術をアジアに売っていこうとする(株式会社音力発電)。慶應義塾大学の学内ベンチャー企業だ。
まず、番組の冒頭に紹介されたのは渋谷ヒカリエ。ここは先日の同番組でも「電気の要らない自動ドア『オートドア・ゼロ』」で出てきていたが、他にも節電の取り組みとして、この振動力で発電する床を採用していた。ただし、発電とは言っても、LED電球などを短時間点灯させるくらいの電力しか発電できないので、とてもビル内の全ての電源をまかなうとか言う話ではないのだが。
番組で紹介していた例は、災害時にビル内が停電して真っ暗闇になったときに、この踏むと発電する床が非常口へ誘導灯を点灯させるとか、節電中の薄暗い廊下を歩くと明るくなるとか、扉の前に立つと点灯する衝突防止灯とかだった。これだけ見ると、なるほどこれは便利だと思った。これは、国内で相当需要があるのでは??特に、最初に紹介された停電時に誘導灯を付けるために発電床を設置するというのは、災害の多い日本では多くで採用されそうだ。
また、リモコンのサンプルも紹介されていたが、ボタンを押す振動で発電してリモコンの赤外線が出る・・・ということは乾電池の要らないリモコンができるじゃん!!。
振動力発電に使える振動源というのはありとあらゆるところにあって、その中でこの振動力発電のキラーアプリケーションはセンサーネットワークの電源と言うことだった。日本ではアメダスをはじめとする各地の天候監視や河川の水位監視を始め、災害防止のためのセンサーが各地に設置されている。また、農家のビニールハウス内の温度監視などの装置も数多く設置されている。こうした装置がデータを計測し、その情報を送信するための電源として最適なのではないかと言うことだ。これは国内では非常に有望な技術だよね。
番組でエネルギーハーベスティングという言葉が出てきたが、これは「振動、光、熱、電磁波」などから電気を起こす技術のことらしい。太陽電池はまさに光からの発電だし(最近は道路上の警告灯なんかにも太陽電池を使ったものが採用されているものがある)、RFIDなどの非接触型ICカードは自己誘導起電力で発電された電力で情報を電波にして送信している。こうしたものを積極的に採用することで、外部からの電源供給が要らなくなるし、乾電池も不要になるよね。それは装置の小型化を促すだけでなく、メンテナンスフリーになるし、半永久的に使えることになるしね。
で、番組は国内販売ではなくて、海外に売っていこうという話なのだが、まず社長が目指しているのが、中国の農村部など、電気が来ていないようなところで売っていこうと言うことだ。しかし、アナリストの評価の前に番組ナビゲータから疑問がでていた。それは、電気をはじめとする社会インフラが来ていないようなところは、所得水準が低いことが多く、そんなところでこの商品が売れるのか?ということだった。アナリストの評価も悪く、無電化村でも電力を供給するのは国家のすることだという意識がある。で、個人で電力を作り供給することには待った興味を示さないだろうと言うことだった。
一方で、番組ナビゲータはインドへの販売を勧めていたのだが、インドのアナリストの評価は高かった。インドでは、計画停電が実施されているのだが、計画停電以外の停電(って普通の停電じゃん)も頻発しているので、そういった生活の問題を解決してくれるものであれば、売れると言うことだった。
いずれにしろ、振動力発電の床そのものを売るのは難しいと言うことだった。振動力発電を組み込んだ機器として「電池の要らない」とか「永遠に使える」とかいう利便性をアピールできる商品を開発することが課題だね。

個人的には電池が要らないリモコンというものに非常に興味がある。自宅にもリモコンがいっぱいだし。廃棄すべき電池も山のように発生している。
そして、いちばん作ってほしいもの、それはワイヤレス・マウス・・・。
マウスのボタンをクリックすることや、マウスを動かすこと自体で発電してくれれば、半永久的にワイヤレスマウスが使えるよね。是非実用化してほしいな。っていうか、きっとできるぞ!

番組に関しては、中国とインドで評価は正反対だったが、これは市場性云々よりも評価者の基準が個々人でばらばらだからかなと感じた。これは、番組制作側で何とか補正できないものかな。

マネーの羅針盤(2012/07/07放送分)

オリンピックをマネー目線で読み解くと言うことだった。
ロンドンオリンピックのコストは2.6兆円だそうで・・・。
そのコストを回収するためにいろいろなことをやっているなと言う感じ。
スポンサーだが、それにも(ワールドワイドパートナー、JOCゴールドパートナーなど)いろいろなグレードがあるなという感じだ。(いちばんグレードの高い)ワールドワイドパートナーは国内ではパナソニックだけらしい。あれだけ赤字を出しておいてよく金があるな~~。
今回はソーシャル・メディアなども使うらしい。選手が発言するとか、協会側は今までは抑制してきていたのだが、今後は支持するらしい。こちらはどんなことをやっていくのかちょっと楽しみ。
オリンピックが商業主義に走りすぎてドーピングなどに走るのもどうかと思うが、昔のアマチュアリズムには戻らないということだった。オリンピック憲章にもアマチュアリズムの言葉はなくなったそうだしね。
だが、ロンドンオリンピックの公式マスコットキャラクターが不気味だった~~という感想しかないな。なんだろう、あの一つ目のお化けみたいなのは??
それから、二宮清純さんが、老けてた~~。久しぶりにビジュアル見たけれど・・・。

市況だが、日経平均株価は9,000円台で、週の半ばに最高値を付けた後下降気味。先週末より13円の小幅上昇に留まっていた。
NYダウは米国の雇用統計が悪かった(失業率が8.2%で変わらず、非農業部門の雇用者数も8万人に留まる)ので景気減速懸念が強まり、市場は下降局面を迎えている。
世界の市場の動向だが、スペイン国債の利上げにより、スペイン株価、ユーロとが大幅マイナスとなっていた。

2020年の東京オリンピック招致に関して。マドリッド、イスタンブールとの勝負だが。マドリッドは前述の信用不安と、イスタンブールは隣国シリアの政情不安があるので、前回の招致よりも状況は良いのでないかと言うことだった。ただし、東京は都民の支持率が50%を割っていると言うことが最大のアキレス腱だそうだ。確かに、頑張っているのはあの都知事のみって感じだが。